書いたのが大分前なので、どこかおかしいところがあるかもですが、気にしないように。
「フェイズ、君だって分かっているはずだ。こんなものは間違っている!
誰かから押し付けられた進化なんて本当の進化じゃないんだ!!」
「間違っているのはあなたです、エッジさん。
これは押しつけの進化なんかではありません。彼らだってそう望んでいるんです。」
「それは一体どうやって確かめたんだ?」
「質問を質問で返して申し訳ないのですが、それではエッジさんは進化したくないと?」
「そうは言っていない。
ただ、それは誰かから押し付けられるものではなく、自分から歩んでいかなければならないと言っているだけだ!」
目を覚ませと、力説するエッジに対してフェイズは理解できないとでも言いたげにかぶりを振って見せた。
「エッジさん、僕はあなたに失望しました。あなたは何も分かっていない。
どんなに彼ら自身努力して、経験値を集めて、レベル上げをしたところで
石を使わなきゃ進化できないポケモンだっているんですよ!!
ピカチュウしかり、イーブイしかりです。
それを押し付けの進化といって進化させなければいつまでたっても進化できませんよ。」
「いや、彼らがそれを自分で見つけるまでは僕たちは手を出すべきではない。」
「ゲットされた時点でそれは不可能です。
エッジさん、どうやら僕たちはお互いに相容れない存在のようですね。」
「残念だけど、そうみたいだ。
だけど僕は諦めない。必ず君の眼を覚まさせて見せる!!」
グッと拳を握りしめ、不敵に笑ってエッジは宣言した。その姿を、以前彼の背中を追いかけていたころのように、フェイズは眩しげに目を細めたが、それは刹那のことで、次の瞬間にはその顔に再び黒き仮面を貼りつかせ、彼の中の弱きフェイズを消した。
「無駄なことだ。早々に諦め、我を受け入れよ。
それともう一つ……
もう二度と我をフェイズと呼ぶな!」
―――――――――――――――――――――
Q.では何と呼べと?
A.創世のポケモンマスターで。
エッジの主張って思いっきりポケモンの世界を否定しているなと思ったんです。