友人と二人で見に行ってきました。
とりあえず思っていたよりは上出来で、普通に面白かったです。
ただ、ゲームとかの設定と絡めたりして深く考えていくとやっぱり矛盾点とかツッコミ所がてんこ盛りですね。
面白いと思えるあたりゲームよりはマシですけど。
以下ツッコミです。
しつこいようですが、管理人はTOV好きのアンチです。
●ユーリについて
何であんなにふてぶてしいんだ。フレンならまだしも皆に分け隔てなく無礼だ。
斜に構えたキャラにしたいのは分かるが、欠片だけでもいいから多少の礼儀は持っていてほしかった。
入団するときに面接とかなかったのだろうか?
任務中の独走や、酒場での殴り合いは、新人ゆえの若さということでむしろあった方がいいと思うが、そのことによるしっぺ返しもあってしかるべき。
かっこいいユーリを描きたいのは分かるが、ここで失敗させておいた方が後々の大人っぽい主人公というのにつながれるし、はっきり言ってやることなすこと何でも上手くこなせて失敗しないというキャラは個人的にも好きになれない。
●フレンについて
父親のことがコンプレックスになってるという設定はいいし、そこのところの演出もいいのだけれど、フレンたち家族を守ったというのが分かっているのなら、何故あそこまで反発するのか分らない。
そういう裏事情も知らず、周りから中傷され、騎士団に入ってからも冷遇されということなら、あそこまで規律に拘るのもおかしくはないけど、そういうわけでもなさそうだし。
あれじゃあ、ただ自分の命が惜しいだけに聞こえる。
人魔戦争の終結式典(だっけ?)の代理が何故フレンだったのかが謎。
多分ユーリとフレンのあのガチンコバトルのシーンが欲しかったんだと思うんだが、入って数か月の新米が隊長代理を勤まる筈がない。アレクセイの言い分は至極尤もだ。
副隊長ぐらいでなければ話を通してすらもらえないのが普通ではないのだろうか?
●隊長について
器の大きい親分っていうのは分かるし、嫌いではないが甘すぎる。
ユーリをはじめ、隊員たちに厳しく叱責しているシーンを入れてほしかった。
特に酒場の乱闘なんか、一般人にも被害が出てたかもしれないのに「俺でも殴ってたかも」は、はっきり言ってない。
減給で終わりって、金で解決すればいいと言ってるとしか思えない。
あそこは「気持はわかるがそれでもやっていいことと悪いことがあるだろ!」と殴りつけてほしかった。
優しさと厳しさを併せ持ってこそだと思っている私としてはそこんところが残念でならない。結構好きなタイプだからこそなおさら。
●リタについて
今回の映画のいいところは、無理にならない程度に既存のキャラを絡めているというところだと思います。逆にいえば既存のキャラでも話に無理があるようなら入れないということですね。
リタもその一人だし、絡め方も良かったと思うけど、あれで寝ぼけてるってのは無理があるっしょ。
研究に没頭してるってことにすればいいのに。
●先生について
出してほしかった…orz
需要がないとはわかってはいるが、影くらいは出してほしかった。
ギルドが出てきたときのあのwktkを返せ(号泣
先生がいたからこそ最後までゲームをやりとおせたと言っても過言ではないのに、その先生を出さないなんて!
チクショー!!
●ストーリーについて
上でも書いたように、ストーリーは普通に面白かったです。
上で述べたこと以外には気になるところもあまりなかったし、展開にも無理がなかったし。
若干先が見えるといえば見えるのですが、ゲームの本篇が斜め45度上に飛びすぎて最早何が何だか分からないグダグダな状態になりすぎてるんでこれで採算は合ってるんじゃないでしょうか?
アレクセイやおっさんの付箋もありましたし。
っていうか、おっさん!今回おっさんがとても素敵でした!
活躍の場所なんて1ミリもありませんでしたが、かっこよかったです!
やっぱり男は30過ぎてからだよね☆